グループ登山・ハイキングで、はぐれないためには?
最終更新:
グループ登山がはぐれやすいのは、分岐、休憩後の出発、体力差で隊列が伸びたときです。出発前にリーダー、しんがり、分岐ごとの合流地点を決め、電波があるうちは全員が同じ地図で互いの位置を確認できるようにします。ただし位置の更新にはモバイル通信が必要で、圏外では仲間は最後の位置で止まるため、合流時刻の約束と装備で備えます。
グループ登山がはぐれる理由
- 体力差で隊列が伸びる:登りで速い人が先に進み、振り返っても最後尾が見えなくなります。
- 分岐や踏み跡:先頭は正しい道へ、後ろの人は別の踏み跡へ入ってしまいます。
- 声をかけずに止まる:写真、トイレ、靴ひもで止まっても、隊は1人いないことに気づきません。
- ガスや日没:視界が悪くなり、前後の人が見えなくなります。
- 電波が不安定:稜線や一部の場所でしかつながらない山も多く、LINEで「今どこ?」と送っても届かないことがあります。
出発前:分担、ルート、合流地点
- リーダーとしんがりを決める。リーダーは道案内とペース、しんがりは最後尾を歩いて遅れる人がいないようにします。警察庁も、単独より信頼できるリーダーを中心とした複数人での登山を勧めています。
- ルートと分岐を地図に置く。Laikiのルームで予定ルートを描き、登山口、主な分岐、水場、山小屋、合流地点をランドマークにします。無料プランでは1ルームに10件のランドマーク、予定ルート1本に30地点まで置けます。
- オフラインの地図をダウンロードする。Proプランは1エリア、Maxプランは5エリアをダウンロードでき、1エリアは最大約150 × 150 kmです。出発前に安定した回線でダウンロードしてください。オフラインで残るのはベースマップだけです。
- 登山計画書(登山届)を出す。警察庁は、登山計画書・登山届を一緒に登る仲間や家族、職場と共有し、登山口の登山届ポストやインターネット、登山地図アプリで都道府県警察や自治体に提出するよう呼びかけています。

歩行中:分岐で止まり、しんがりを待つ
電波があるうちは、全員の位置、進行方向、スマホの電池残量が一枚の地図に表示されます。Laikiに位置情報の利用を許可していれば、ザックやポケットに入れたままでもバックグラウンドで共有が続きます。
- 分岐ごとに止まる:リーダーはしんがりが見えるまで分岐で待つ。道迷いを防ぐいちばん簡単なルールです。
- 遅れている人を待つ:しんがりや遅れている人に「近づいたら通知」を設定すれば、近づいたときに通知が届きます。無料プランは同時に1件、Plusは10件、Proは20件、Maxは50件まで設定できます。
- 合流地点を変更する:集合場所を追加・移動すると、ルーム全員にすぐ反映されます(通信が必要です)。
- 押して話す:音声はルーム全員に届きます。インターネット経由の音声で無線機ではないため、圏外では届きません。

圏外に入ったら:Laikiはどうなるか、隊はどうするか
Laikiが位置を更新するにはモバイル通信が必要です。圏外の区間では、仲間の表示は最後に届いた位置で止まり、位置共有、音声、集合場所の更新は電波が戻るまで止まります。ダウンロード済みのベースマップは見られますが、仲間のリアルタイムの位置は表示されません。圏外に入る前に、隊で次のことを決めておきます。
- 合流地点と合流時刻:「次の分岐で先に着いた人が待つ」など。何分待つか、来なければ誰が引き返すかも決めます。
- 離れて歩かない:圏外では、どのアプリよりも一緒に歩くことが確実です。
- 紙の地図とコンパス:警察庁は、登山地図アプリと紙の地図を併用すると位置をより正確に把握でき、道迷い防止につながるとしています。
- 電波が戻ったら確認する:地図を開き、全員の位置が更新されているか確かめます。
圏外から外部と連絡するには、そのための道具が必要です。警察庁は携帯電話のほか無線機や予備バッテリーなどの通信機器を準備するよう呼びかけ、多くの山では通話エリアが限られることに注意を促しています。iPhone 14以降なら、日本では「衛星経由の緊急SOS」(iOS 17.6以降)で緊急通報サービスにテキストを送れます。「衛星経由のメッセージ」(iOS 18以降)でも家族や友人とやり取りできますが、Appleは緊急時には使わないよう案内しています。
LaikiのSOSボタンは同じルームのメンバーに知らせるだけで、110番・119番などの緊急通報サービスにはつながらず、衛星通信機器の代わりにもなりません。緊急時は110番または119番に通報してください。
電池の管理
- モバイルバッテリーを持つ:位置を取り続けるため、普段より電池を使います。
- 地図で残量を見る:全員の電池残量が地図に表示され、少なくなると赤くなります。切れそうな人は先に伝えられ、急に表示が止まっても理由がわかります。
- 長い圏外区間:機内モードにすると電池を節約できますが、その間は位置を共有しません。切り替える前に隊に伝え、いつどこで戻すかを決めておきます。
縦走や大人数のときのルーム設定
1ルームの人数と最長期間は、ルームを作る人のプランで決まります。日帰りの低山なら無料プランで足ります。テント泊の縦走や大人数の山行は下の表を参考にしてください。ルームはプランの上限まで延長でき、期限が来ると自動で終了します。リアルタイム位置はアカウントに保存されません。
| プラン | 1ルームの人数 | ルームの最長期間 | 1ルームのランドマーク |
|---|---|---|---|
| 無料 | 8人 | 3日 | 10 |
| Plus | 10人 | 5日 | 25 |
| Pro | 20人 | 7日 | 50 |
| Max | 50人 | 14日 | 100 |
価格はApp StoreまたはGoogle Playの購入画面でご確認ください。
よくある質問
圏外でも仲間の位置はわかりますか?
リアルタイムではわかりません。通信がないと、仲間は最後に届いた位置のまま表示され、電波が戻ると更新されます。
Laikiは無線機や衛星通信機器の代わりになりますか?
なりません。Laikiの位置と音声はインターネット経由のため、モバイル通信がない場所では使えません。
LaikiのSOSで救助を呼べますか?
呼べません。SOSは同じルームのメンバーに位置を知らせるだけです。緊急時は110番または119番に通報してください。
無料プランでオフライン地図は使えますか?
使えません。オフライン地図はPro(1エリア)とMax(5エリア)の機能で、ベースマップのみです。オフラインでは仲間の位置は更新されません。
参考資料
関連ガイド
次の移動は、ルームをひとつ開くだけ
無料プランでも、ルーム作成、リアルタイム位置、集合場所、予定ルートが使えます。
Laikiをダウンロード